マネーフォワード ホームカンパニー公式note
マネーフォワード ME 大好評 「資産管理新機能」がリリースされるまでのPdMとデザイナーの軌跡
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マネーフォワード ME 大好評 「資産管理新機能」がリリースされるまでのPdMとデザイナーの軌跡

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2022年4月11日にリリースされたマネーフォワード MEのプレミアムサービス新機能。

証券口座を連携すると、運用する銘柄の「取得額」「評価額」「平均取得額」などの運用成績や、ドル建て表示など、投資資産の運用成果をより詳細に確認できるようになりました。

評価額と取得価額の推移がグラフで視覚的に確認しやすい。(右側:円表示 左側:ドル表示)

この「運用成績の見える化」は、リリース後SNSなどでもユーザーからの好評の声が相次ぎ、利用率も想定の4倍以上と、ユーザーへの提供価値として大成功といえる機能に。

しかしこの機能は、当初のプロダクト構想とは異なっており、何度も方向転換を経てきました。晴れてユーザーに喜ばれ使われる機能となるまでに、どのようなプロセスや意思決定が行われてきたのか。
PdMの菅さんとUXデザイナーの遠藤さんにお話しを伺いました。


菅さん

投資サポートプロジェクトPdM
2021年9月、本プロジェクトのプロダクトマネージャーとしてマネーフォワードに入社。コンセプト設計、ユーザー調査、仕様策定など、進行の全般を実施。

遠藤さん

UXデザイナー
本プロジェクトのデザインを担当。ユーザー調査やコンセプト設計にも参加し、デザイン全般を担当。

「ユーザーの投資体験に役立つ何かを作る」をミッションに入社したPdM。機能が決定するまでの4ヶ月は胃が痛い毎日

菅さん:私は、2021年9月に「マネーフォワードとして個人の資産形成を後押ししていくような何かを作る」ことを目的としたプロジェクトのPdMに就くかたちでマネーフォワードに入社しました。

まずは、投資をすでにしている人、投資をしたいけどできていない人、それぞれのユーザー調査を行い課題を探るところからスタートしました。

そこからいくつかの方向性の案が生まれ、当初はマネーフォワード MEとは独立したプロダクトとして構想を進めていたのですが、コンセプトの検証や開発コストの調整など含め、何度もコンセプトを練り直し、マネーフォワード MEの機能としてリリースに至っています。

このプロジェクトのリリース時期は2022年の3,4月頃というスケジュールが当初からあり、プロジェクト進行で紆余曲折あるなか、納得できるプロダクト策定、そしてそれを実現できる開発リソースの見通しがたつまでの4ヶ月くらいは胃が痛い日々が続きました。

胃が痛かった頃の菅さんを、「菅さん大丈夫かな…」と密かに心配していた遠藤さん。

すでに投資をしているユーザー、これから投資をするユーザーにとっても重要となる「運用成績の振り返り」を見える化することに価値を感じた

菅さん:ユーザー調査の結果、「運用成績の見える化」が良さそうということになりました。
ユーザーの投資体験において、資産形成ができることがゴールだとすると、それまでのステップとしては「投資をするメリットがわかる」→「商品や金額を決める」→「実際に投資をしてみる」→「運用成績を振り返る」→「商品や金額を見直してより適切な運用にしていく」となります。

運用成績を振り返ることは、今投資をしている人にとっては重要な情報であり、これから投資を始める人にとっても、うまくいってるのか分からないという課題に将来的に必ずぶつかるポイントでもあるので、提供価値の範囲を考えても、運用成績の見える化をするのが良いのではということが見えてきました。

そこで、今はいったいどうやって把握しているのか深堀りすると、マネーフォワード MEでは「前日からの値動き」をこまめに確認されていることが分かりました。

ただ、今の情報だと資産全体の値動きなので、どの資産が良く、どの資産が悪かったのかという個別の結果は、証券口座のサイトや他のサービスを見にいかないとわからない。
運用成績は、毎日など高頻度でチェックする方も多いなかで、面倒も多く、それを解消することには価値があるだろうと考えました。

「ユーザーが求めているものは何か」「ユーザーがより使ってくれるものは何か」に向き合い、方向転換

菅さん:といっても、「運用成績の見える化」というコンセプトに決まるまでには4ヶ月ほどかかっており、それまでは別のプロダクトとしてプロジェクトが進んでいました。

投資を始めるサポート機能として、「毎月の投資の金額を決められない」「余剰の◯%分と計算するのが面倒臭い」といった方に向けて、その人の家計簿状況から、今月いくら投資するのがよいか自動で計算するようなプロダクトを考えていました。

ただ、この機能で投資金額を決めるという問題を解決できても、投資をしたことがない方が実際に投資を始めるまでには、他にも大きなハードルがいくつも残っています。

また、すでに継続的に投資を行なっている方にとって、このユーザーペインが発生するのは、多くて1,2ヶ月に1回程度。

ユーザーペインの頻度や比重という観点でも、「運用成績を他のサービスで確認するのが手間」という課題を解決する方が、ユーザーが求めていることなのではないかと考えました。

そして、「運用成績の見える化」を提供するのであれば、独立したサービスではなく、マネーフォワード MEの中でシームレスに確認できることが重要なのではないかと、方向転換をしました。

ちょうどマネーフォワード MEとしても、資産管理ユーザー向けの機能の拡充を目指していたので、目指す方向が一致し、MEの機能として実現していくことが決まったんです。

プロジェクトを遂行することが目的になりつつあった私に、"ユーザーに価値を提供すること"が目的だと立ち返らせてくれた

遠藤さん:マネーフォワード  MEに組み込むということが決まってからも、これまで作り上げてきたプロダクトを別機能としてウェブビューで立ち上げるという方向で考えていました。ただ、どう考えてもMEの機能とマッチしなくて、3日間くらい全く手が動かなくなったんです。その状況を見かねたデザイナー部の部長が、そのモヤモヤを菅さんに伝えてみたら?と言ってくれて。思い切って、「本当にユーザーさんはこの機能を欲しいのかな?」って疑問をぶつけてみました。

そうしたら、菅さんがすぐに社内で資産運用をしている人を募ってユーザーインタビューを設定してくれたんです。そこでこれまでのプロトタイプをMEに組み込んだものを見てもらったら、「この画面をいつ使うのかよく分からない」「ただ、個別銘柄の情報は役立つ」と、全体としてはマッチしないけど、一部の機能は使われそうだということが分かりました。

1番大事なのは、個別の銘柄の動向をMEの画面でシームレスに把握できること。それなら、独立したサービス構想ではなく、シンプルに今あるMEの画面でやろうよとなったわけです。

今回の機能とMEが別プロジェクトという意識が抜けきらなかったら、こういう考えには至らなかったと思います。今思えば、それまでは私たちのプロジェクトをちゃんと遂行することへの意識が強くなってしまっていたけど、ユーザーに価値を提供することが大切なんだと思い出すことができました。

菅さん:人に言われてはっと気づきますよね。立ち戻ることって、日々進めているなかだと怖くなっちゃう。でも今回は、いろんな場面で「そもそもこの方がユーザーにとっていいんじゃない?」と立ち止まる機会がありました。ユーザーフォーカスという認識がみんなの中にあるから、自分の視野が狭くなっていても、他の人が思い出させてくれました。

リリース後、「実際に利益が出ていてよかった」「成績が悪い銘柄に気づけた」といったユーザーの声がすぐに届き嬉しかった

菅さん:今回、プレミアムサービスの機能としてのリリースとなったので、リリースまでは不安もありました。よく利用してくれているユーザーさんだからこそ、ハレーションも大きくなる可能性があるからです。

なので、リリース前に社内で広く公開し、マネーフォワード  MEで資産管理をしている社員に触ってもらいました。結果、好意的な意見が多く、少しは自信につながりましたね。

そしてリリース日、当日からSNSを中心にユーザーさんから想像以上の好評の声が届きました。実際に、「利益が出ていることが分かった」といったコメントもあれば、「この銘柄は思ったより運用成績良くなかった」といった発見や振り返りにつながっているコメントも。
アプリ上での利用率も、想定の4倍以上となっており、ちゃんと価値を届けられたのかなと嬉しいです。

遠藤さん:「他のサービスにわざわざ確認しにいかなくて済むようになった」という声も嬉しかったです。手間をなくし、便利に使ってもらえてよかった。

菅さん:今後も、投資のサポートとなるようなサービスや機能にもチャレンジしていきたいと思っています!

今はすっかり顔色の良い菅さん

投資サポートプロジェクトチームもMEのチームも、全員が「ユーザーにとって何が良いか」という共通の意識があったからこそ、最適なタイミングで適切な選択肢が生まれ、ベストな決定をしてこれたことが、今回の結果につながったんですね。

メンバーみんなのなかにユーザーフォーカスの意識があってもなお、ユーザーが真に求めているもの、使われるものを見出すのは難しくもあり、そしてそれだけやりがいもあるのだと改めて感じました。

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「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションにもとづき、個人向けに「マネーフォワード ME」を中心にサービスを提供するホームカンパニーの公式noteです。